Core2 Quad PC自作

インテルは2008年3月下旬に、45nm版のCore2シリーズのクアッドコアプロセッサを発売しました。この45nm版のCore2 Quadシリーズは、発売当初の流通量が極めて少なく当面は入手困難な状況でしたが、幸運にも5月の連休前にシリーズ中で最も人気のあるCore2 Quad Q9450が購入できたため、メインパソコンを組み直しました。

なお、このファイルは「My Free-style PC」の「PC自作コーナー」のファイルです。
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 目 次

1 構成パーツ

はじめに

インテルの45nm製造プロセスの「Penryn(開発コードネーム)ファミリ」のプロセッサは、クアッドコアが「Yorkfield」、デュアルコアが「Wolfdale」とそれぞれコードネームで呼ばれ、2007年11月から2008年3月にかけてが順次リリースされています。

 初めに2007年11月中旬に登場したのが、ハイエンド向けクアッドコアYorkfieldの Core2 Extreme QX9650で、続いて2008年に入って、1月20日に Core2 Duo E8500、E8400、E8200とデュアルコアのWolfdale3モデルが発売され、そして3月下旬にメインストリーム向けクアッドコアYorkfieldのCore2 Quadシリーズが発売されいます。

 これらの45nm製造プロセスのプロセッサは、いずれも発売当初は品薄の状態が続いており、特にCore2 Quadシリーズは予定の2008年第1四半期に間に合ったものの、極めて流通量が少なくて入手不可という状況でした。

 一方、AMDは2007年11月下旬に、待望のネイティブクアッドコアの「Phenom」シリーズをリリースしましたが、パフォーマンスが大方の期待外れであり、2008年4月上旬に新リビジョンの「Phenom X4」シリーズに置き換え、4月下旬に新しいトリプルコア「Phenom X3」シリーズを追加しています。

 これまで自宅のメインパソコンでは Core2 Duo E6600を2年近く使用しており、新しいプロセッサのリリースが続く中で、そろそろ乗り換えを考えはじめていた矢先に、最も関心のあったCore2 Quad Q9450を幸運にも5月の連休直前に店頭で見かけ、ゴールデンウィーク中に組み立て可能と思い購入しました。


1-1 CPU・・・Core2 Quad Q9450

右の写真は、Core2 Quad Q9450のリテールパッケージ品です。

 結果的には、衝動買いのようにQ9450を購入しましたが、この夏までには、インテルのデュアルコアWolfdaleに乗り換えるか、あるいはクアッドコアに移行しようか、とにかくCPUを換装しようと思っていました。

 クアッドコアプロセッサでは、AMDの「Phenom」のできが良かったのであれば、発売の時点で乗り換えていたかもしれません。

 発売当初の「Phenom」はTLBエラッタの問題があり、それが修正された「Phenom X4」は、執筆時点で最上位の「Phenom X4 9850 BlackEdition(2.5GHz)」でも、乗り換えとなるとパフォーマンスアップの面で物足りない上にTDP125Wと高いことが難点です。

 インテルのメインストリーム向け45nm版クアッドコアの Core2 Quadシリーズは、執筆時点でQ9550(2.83GHz L2 6MBX2)、Q9450(2.66GHz L2 6MBX2)、Q9300(2.50GHz L2 3MBX2)と3種類のモデルが発売され、大容量の12MBのL2キャッシュを搭載するQ9550とQ9450のうち、Q9450であれば4万円強の価格で購入できるため最も人気があります。

 しかし、いずれも見たことがないという状況では欲しくても買えないので、すぐにクアッドコアに移行したいとなれば4月に大幅に値下げした旧モデルの65nm版クアッドコアKentsfieldのCore2 Quad Q6700(2.66GHz L2 4MBX2)も選択肢となります。

 同じ動作クロックの新旧のQ9450とQ6700を比べると、アーキテクチャの改良や消費電力の改善はともかく、数字上はFSBが1333MHzと1066MHzの違いとL2キャッシュが12MBと8MBの違いになりますが、Q6700が3万円程度で購入できるようになったためコストパフォーマンスが良いでしょう。

 一方、45nm版デュアルコアの Core2 Duo E8500(3.16GHz L2 6MB)、E8400(3GHz L2 6MB)、E8200(2.66GHz L2 6MB)は、動作クロック3GHzと大台に乗るE8400が2万円台半ばの価格と、CPUの売れ筋価格帯で購入できるため一番人気です。

 Core2 Duo E8500であれば、これまで使用してきたCore2 Duo E6600(2.4GHz L2 4MB)と比べて、L2キャッシュが多い上に動作クロックが30%高いため乗り換えて速くなったと体感できそうなことが魅力であり、デュアルコアとしては最高性能の E8500を使ってみたいという気持ちもあります。

 現状では、動作クロックが高い方が高速に処理できるアプリケーションも多く、同じ「Penrynファミリ」のクアッドコアQ9450と、デュアルコアE8500のどちらを使おうかと少し迷うところですが、結局、「Phenom」の登場以降、クアッドコアへという時代の流れの中で、アプリケーション側のマルチスレッド化も進めば将来的にはクアッドコアの方が長く使えそうです。

右の写真は、CPU「Q9450」の表面刻印をアップで撮ったものです。

 一番上の段で「Q9450」と型番が、2段目に「Core2 Quad」とプロセッサ名が確認できます。

 三段目の「SLAWR」はsSpecナンバー(specification number)で、このSLAWまでが45nm版Core2 Quadで共通です。

 4段目は、動作クロック2.66GHz、L2キャッシュ12MB、FSB 1333MHz、消費電力を表すPCGマーク05Aが記載されています。

 なお、このQ9450も含めて、45nm版Core2 Quadシリーズ3モデルのTDP(Thermal Design Power)は95Wであり、同じ45nm版のデュアルコアCore2 Duoの65Wと比べるとTDPが高いのですが、4コアであれば止むを得ないところで、ハイエンド向けのCore2 Extreme QX9650の130Wや、Phenom X4 9850 BlackEdition、9750の125Wより低いところが好感が持てるところです。

 インテルの将来のロードマップでは、2008年末に、CPUソケットが1366ピンの「LGA1366」に変更され、メモリーコントローラがCPUに内蔵される「Nehalemファミリー」のハイエンド向けプロセッサが登場する予定です。

 この「Nehalemファミリー」のメインストリーム向けのクアッドコア「Lynnfield」や、デュアルコア「Havendale」が2009年に入ってリリースされる予定であり、45nm製造プロセスが変わらなければ大幅に遅れることはないかもしれませんが、インテルの新CPUのこのところの量産出荷の遅れからすると「Lynnfield」のリリースも遅れるかもしれません。


1-2 マザーボード・・ASUS P5K Deluxe/WiFi-AP

Intel純正チップセットは、ハイエンド向けのX48、X38チップセット、メインストリーム向けのP35チップセット、グラフィック統合型では最新のG35チップセットがあります。

 45nm製造プロセスのプロセッサを使う場合、最新のX48チップセットはともかく、2007年初夏に登場したインテル3シリーズのP35チップセットを搭載するマザーボードでは、BIOSのアップデートが必要な場合が多いようで、CPUより前にリリースされているチップセットではBIOSのアップデートはむしろ必然なのでしょう。

 NVIDIAのチップセットもありますが、SLI環境を構築するかグラフィック統合型チップセットを選ぶのでなければIntel純正チップセットの方が無難であり、最近はP35チップセットのマザーボードが安くなって買いやすくなっています。

 またDDR2メモリーかDDR3メモリーか、どちらを使うのかという問題があります。昨年までは、あまりにも高価で手が出せなかったDDR3メモリーは、2008年2月中旬から3月末にかけて、半値以下の価格へと大幅に値を下げて、現在はDDR3-1333メモリー1GBの2枚組みで2万円を切っています。

 かつて、DDRメモリーを初めて購入したときや、DDR2メモリーを購入して移行したときは、当時の相場の容量の2枚のメモリーを、この程度のコストは掛けて移行しており、現状でもDDR3メモリーは高くない相場となってきています。

 よってDDR3メモリーを使いたいのですが、DDR3メモリーを使うとしても、まだ本命のDDR3-1600は高くて流通量も少なく、取り敢えずDDR3-1333を繋ぎとして使うことになりそうであり、また、マザーボードメーカーがDDR3メモリーの価格が急落するとは想定していなかったためか、高級マザーボードはともかく、DDR3メモリースロットを搭載しコストパフォーマンスの良いマザーボードが少ないのが現状です。

 さて、普段CPUを購入するときはマザーボードも同時に購入することが多いのでセット商品でも構わないのですが、Core2 Quad Q9450は、発売当初は極めて流通量が少なく、マザーボード等とのセット商品のみ販売していた店があり、CPU単体では買えないかもと思っていました。

右の写真は、購入したP35チップセットを搭載するASUSの「P5K Deluxe/WiFi-AP」です。

 この「P5K Deluxe/WiFi-AP」は、Q9450のセット商品として用意されていて、BIOSがアップデートされています。

 購入した店では、CPU単体でも購入できるため、別のマザーボードを選ぼうかと迷いましたが、早く組み立てたいことと、少しお買い得なのでセット商品を購入しました。

 ASUSのDDR2メモリー対応のP35チップセット搭載マザーボードは種類が多く、他にも「P5K」、「P5K PRO」、「P5K-E」、「P5K-E/WiFi-AP」、「P5KC」が発売されています。

 中でも人気があるのは、「P5K-E」と「P5K PRO」であり、P45チップセット登場前の現時点では比較的安い価格で購入できます。また「P5KC」は、DDR2とDDR3メモリーの両対応であり、DDR3-1333、DDR3-1066はASUS独自対応ですが取り敢えず当面の間と割り切って、手持ちのDDR2メモリーを使えばメモリー代を省くことができて安くすみます。

 また、P35チップセットで比較的新しいマザーボドであるGIGABYTE製の「GA-EP35-DS4」と、「GA-EP35-DS3R」も人気があり、使ってみたいマザーボードです。

 ASUSの「P5K Deluxe/WiFi-AP」は、そのIEEE802.11g規格の無線LAN機能が、自宅では既にIEEE802.11n無線LANを導入しているため無駄であり、P5K-EかGA-EP35-DS3Rを別途買った方がTOTALとして安いので迷ったのですが、組み立てた後、この無線LAN機能が優秀であったので、結果として良いほうに誤算、思わぬ拾い物という感じです。

 Windowsのネットワーク接続を確認してみると、「Realtek RTL8187 Wireless 802.11g 54Mbps USB2.0 Network Adapter」と認識しており、マザーボードとの動作確認・検証は当然しっかりとされているのでしょうし、たとえIEEE802.11g規格でも受信感度が強く接続が安定していれば、いざというときの代替、いや普段からこのアダプタを使っても良いかもという感じです。


1-3 メモリー・・・DDR2-800 Corsair

右の写真は、CorsairのDDR2-800メモリー「TWIN2X2048-6400C4」で、1GBのCM2X1024-6400C4の2枚組みのセットです。

 これも、Q9450のセット商品として購入しましたが、既にDDR2-800メモリーは、TranscendのJetRam「JM2GDDR2-8K」1GBX2枚組みと、UMAXの「Castor LoDDR2-512-800」512MBX2枚が手持ちにあります。

 そのため、DDR3メモリーへの移行を視野に入れて、取り敢えずセカンドマシンは1GBですますのであれば、手持ちのもので間に合わせることも可能であり、これまでの移行期ではメモリーはほどほどにして、早く新しいメモリーに切り替えており、それでも旧タイプのSD-RAMやDDR-SDRAMが引き出しの中にころがってますから早い移行は正解であったと思っています。

 また、最近はDDR2-800メモリーの相場は暴落といっても差し支えないほど極めて安く、DDR2-800の2GBの2枚組み合計4GBを購入しても1万円以下で購入できるため、どうせなら4GB積むということもトレンドです。

 Windows Vistaでは、64bit版でないと4GBのメモリーをフルに使えません。しかし、メモリーが安いのでVistaの32bit版で3GB強しか使えなくても、メモリーを4GB積んだほうが良いということは、もちろんそれも正解でしょう。

 Corsairメモリーは高価で1GBの2枚組みの「TWIN2X2048-6400C4」の価格で、他の2GBの2枚組みのメモリーを探せば見つかりそうですが、ブランドもののCorsairメモリーがCPUのセット商品であればセットで買おうかという気になりました。

 この3月に、Windows Vista SP1がリリースされたときに、3枚目のVistaのDSP版を購入しました。4GBのメモリーをフルに使えることで、そろそろ64bit版が売れるようになってきたようですが、自宅では無線LANの64bit版のドライバが提供されていないため、VistaのDSP版は3枚とも32bit版を購入しています。

 ゆえにVistaの64bit版を購入するときは少し先となりそうですが、その時はDDR3メモリーの2GBの2枚組みが安くなっていることを期待しています。


1-4 1-4 HDD・・・WD7500AAKSほか

ハードディスクは、これまでQuantam、Maxtor、Hitachi、SeagateのHDDを使用してきており、WesternDigitalは老舗のメーカーなのに、そのHDDは購入したことがなく、SATA接続のHDDが主流となってからは、HitachiかSeagateのHDDを時々購入してきました。

 一時期、WesternDigital製のHDDは回転数10000RPMの高速ドライブであるWD RAPTERシリーズのみ注目されていましたが、普通の回転数7200RPMのSATA接続のHDDも、一昨年あたりから徐々に販売店舗が多くなっています。

 2006年以降のWD Caviar SE16シリーズの大容量化と、2007年秋の消費電力を抑えたWD Caviar GPシリーズの登場、このCaviar GPシリーズの大容量1TBの「WD10EACS」が、2008年3月に入って2万円を切って販売されるようになっており、安いだけでなく評判も良くて老舗の完全復活という感じです。

右の写真は、WesternDigital製のWD Caviar SE16シリーズの「WD7500AAKS」です。

 執筆時点において、WD Caviar SE16シリーズでは、この容量750GBの「WD7500AAKS」が最大容量のHDDとなります。

 WD Caviar GPシリーズとWD Caviar SE16シリーズとの違いは、GPシリーズは省電力で静か、SE16シリーズは処理速度が速いということであり、パソコンの用途によって選ぶことになります。

 DVDやビデオの視聴などマルチメディア用途で、静音パソコンにこだわるのであれば、GPシリーズでしょうが、大容量HDDは処理速度が速いに越したことはなく、SE16シリーズを選びました。

 使ってみた感じでは、SE16シリーズでも既存のSATA接続のHDDよりむしろ静かであり、何よりも処理速度が速くて気に入っています。

 WD Caviar SE16シリーズの新しい1プラッタ320GBのHDDとして「WD6400AAKS」が発売されています。処理速度を速くするために1プラッタ容量を大きくすることが効果が大きいということで、最近は1プラッタ250GBや320GBのHDDが各社から登場しています。

 1ヶ月前に「WD7500AAKS」を購入したときは、まだ「WD6400AAKS」が発売されてなくて買えませんでしたが、次にHDDを購入するときは、1プラッタ320GBのもの、さらに大容量のモデルが発売されていれば欲しいところです。

 この他、このパソコンには、Seagate製の「ST3320620AS」など既存のSATA接続のHDDを3台接続していますが、いずれも320GB以下のモデルであり、1TBクラスの大容量HDDの価格が安くなってきているので、今後はHDDを追加するのでなく台数を増やさないで、むしろ整理した方が良いでしょう。

 HDDの台数を減らせばパソコンの消費電力の削減や静音化にもつながることであり、せいぜい現状の4台は増やさないでHDDの交換で対応したいと考えています。


1-5 ビデオカード・その他

ビデオカードは、NVIDIAのGeForceシリーズのGPU(グラフィックチップ)を搭載するビデオカードと、AMD-ATIのRADEONシリーズのGPUを搭載するビデオカードと、これまでほぼ交互に購入して使ってきています。

現在のメインパソコンは、2007年夏に購入した右の写真のLeadtekの「WinFast PX 8600GTS」を使用しており、今回はビデオカードの購入を見送って、そのまま使用しています。

 Leadtekのビデオカードは、NVIDIAのGPUを採用しており、この「WinFast PX 8600GTS」は、NVIDIAのミドルクラス上位のGPU「GeForce 8600GTS」を搭載しています。

 NVIDIAは、WindowsVista世代となってラインアップを一新してGeForce8シリーズを投入しており、このGeForce8シリーズのミドルクラス上位のGPUが「GeForce 8600GTS」であり、これを搭載する「WinFast PX 8600GTS」は当時は3万円程度で購入しました。

 しかし、NVIDIAは2007年秋に、ハイエンドモデルとしては極めて安い価格で「GeForce 8800GT」をリリースし、このGeForce 8800GT搭載ビデオカードは高性能で安くてコストパフォーマンスが抜きん出ており、まさに価格破壊を引き起こし、それ以前のビデオカードは大幅に値崩れしています。

 結果論としては、「WinFast PX 8600GTS」を購入するときに、もう2〜3か月待てば良かったということですが、AMD-ATIも2007年秋から急ぐように新ラインアップに移行してきており、NVIDIAとAMD-ATIが競い合って、新型のGPUの投入時期が早くなって、高性能なGPUを搭載する安いビデオカードが手に入るようになることは、ユーザーにとって歓迎すべきことでしょう。

 現時点で購入するのであれば、AMD-ATIが2007年11月中旬にリリースしたRADEON HD3870を搭載するビデオカードか、NVIDIAが2008年2月下旬に新しい「GeForce 9シリーズ」のGPUの最初のモデルとしてリリースしたミドルクラスの「GeForce 9600GT」を搭載するビデオカードが2万円程度で購入でき魅力的です。

 しかし、「WinFast PX 8600GTS」を購入してから一年も経たないうちに買い換えるのは、やはり時期が早いし、既にAMD-ATIのRADEON HD4000シリーズが今年の夏に登場するというネット情報が流れています。

 ビデオカードは、グラフィック性能のベンチマークを重視して評価されることが多いのでしょうが、個人的な好みでは、RADEONの画質が色鮮やかで深みがあって綺麗と感じますから、次に登場するRADEONには関心があります。


 今回の組み直しでは、PCケースのThermaltake「Matrix vx VD3000SWA」、DVDドライブのPioneer「DVR-A12J-BK」、FDD兼カードリーダーのOwltech「FA404MX」なども、そのまま継続して使用しています。



2 組立て・BIOSの設定確認・Windowsインストール

2-1 CPU・メモリーの装着

今回は既存のPCケース「Matrix vx VD3000SWA」をそのまま使用し、CPU、マザーボード、メモリーを換装しており、先にマザーボードにCPUとメモリーを取り付けてからケースに組み込んでいます。

右の写真は、ASUSの「P5K Deluxe/WiFi-AP」で、写真で見て上部中央にCPUソケットがあります。

 このマザーボードは、チップセットの冷却のためのヒートパイプクーラーを備えており、CPUソケットの周りに銅色のヒートパイプとヒートシンクが配置されています。

 ヒートパイプクーラーがあっても、CPUソケット周りは、スペースのゆとりがあり、CPUは取り付けやすいように配慮されています。

 写真で見て上部右側に、黄色と黒色のメモリースロットが4本あり、CPUソケットに近い黄色のスロットがDIMM A1、隣の黒色のスロットがDIMM A2、次の黄色のスロットがDIMM B1、一番端の黒色のスロットがDIMM B2です。

 DDR2メモリーを2枚使用してデュアルチャネルで動作させるとき、つまり普通の場合は、黄色のソケットのDIMM A1とDIMM B1にメモリーを挿します。

 CPUソケットの形状は、45nm版のCore2 Quadも、これまで使用してきたCore2 Duoと同様にLGA775であり、LGA775ソケットでは、ソケット側にピンがあり、CPUを取り付ける前にソケットのピンが曲がらないようにソケット保護カバーが付いています。

<CPUの取り付けの手順>

(1) ソケット脇(写真では左側)のソケット・レバー
 を少し押し気味に横に引いて持ち上げる。

(2) ロード・プレートを引き起こす。

(3) ソケット保護カバーを取り外す。

(4) CPUの保護カバーを取り外す。

(5) CPUの切り欠きの位置を合わせて、ソケット
 に静かに置く。(右の写真の状態です)

(6) ロードプレートを押し下げて元に戻す。

(7) ロードプレートを右手で押さえながらソケット・レバーを押し下げて固定する。

 これでCPUの装着は完了で難しくはありませんが、詳しくは、CPUに付属するIntelのマニュアルの図解を見てください。なお、取り外したCPUとソケットの保護カバーはなくさないようにとっておきましょう。続いてCPUファンの装着です

LGA775版CPUに付属するインテル純正のCPUファンの装着はクリップ方式であり、マザーボードのピン穴にファンの四隅のピンを押し込むだけです。

 しかし、初めてLGA775版Pentium4を使ったとき、次にCore2 Duoを使ったとき、そして今回のCore2 Quadと、より装着しにくくなってきていると感じます。

 もちろんマニュアルどおり、ピン上面の溝が内側に向いている状態で、マザーボードのピン穴に合わせてCPUファンを置いて、ピンを押し込むだけですが、固くて強い力で押さないとしっかりカチッと入らない場合があります。

 PCケースにマザーボードを組み込む前にCPUを取り付ける場合は、マザーボードの裏面を傷めないようにクッションを敷いて作業をしており、ピンに力が伝わりにくいため、CPUファンを取り付ける前にPCケースにマザーボードを取付け固定してから、CPUファンの取り付け作業をした方が安全に強く押せるでしょう。

 しかし、それでも無茶な力はかけれないし、しっかり装着できたかどうか正しく納まったピンとそうでないピンとをマザーボードの裏から比べて確認するためには、PCケースから取り外さなければならないので一長一短です。

 今回は親指が痛いほどで、か弱い力では入らず、となると部分的にピンに力が加わるように工夫が必要であり工具の出番です。押し込む工具といっても手元にないので、持ちやすいドライバの先にガムテープを巻いて代用し、滑ってマザーボードを傷つけないように慎重に押し込んでいます。

 (ビギナーの方が真似をしてマザーボードやCPUファンが壊れても保障できないので、壊れて困る方はマニュアルどおり指で押し込んでください)

 ゆるいよりはタイトな方がよく、固いことは悪いことではないのですが、マザーボードやCPUファンの組み合わせる個体によってピンを押しても入りにくい場合は、慌ててパーツを傷つけないように、取り付けの手順を変えてみたり、力が入りやすいように工夫が必要でしょう。

 なおCPUファンを取り外すときは、マイナスドライバでピンを矢印の方向に回転させて引き上げる、つまりマイナスドライバを使うことで無理に力を入れなくて扱いやすくなっています。

DDR2メモリーの装着は、メモリースロットの両端のレバーを開いて、メモリー端子部とスロットの切り欠きの位置を合わせて上から押さえて押し込むと、カチッとレバーが立って(戻る)装着できます。

 右の写真では、黄色の2本のメモリースロットのレバーがこれからメモリーを挿し込むため開いており、黒色の2本のメモリースロットのレバーは使わないので閉じています。

 使用するDDR2-800メモリーのCorsair製の「TWIN2X2048-6400C4」は、デュアルチャネルでの動作が確認されている1GBの2枚組みです。

 デュアルチャネルで動作させるためには、黄色の2本のスロットDIMM A1とDIMM B1に、それぞれ1枚づつメモリーを装着します。

右の写真は、マザーボードに、CPUとメモリーを装着した状態です。

 45nm版のCPUに付属するインテル純正CPUファンのヒートシンクは薄型であり、背が低いことが見た目でわかります。

 この状態で、次にPCケースに組み込みますが、前述したように、CPUファンの装着が難しい場合は、CPUファンの取り付けは後回しにして、PCケースに組み込んでもよいでしょう。

 PCケースにマザーボードを組み込んでからCPUファンを取り付けた方が作業しやすいのかどうか、個々のPCケースやマザーボードで判断してください。

 CPUファンを取り付けた後は、CPUファンの電源ケーブルをマザーボードのCPUファンコネクタに接続することを忘れないようにしましょう。

 なお、このファイルは今回のCore2 Quadに組み直した事例として気づいたことを記述しており、自作初心者向けには、「My Free-style PC」サイト内の自作パソコン組立講座の「マザーボードへの装着」で全般的に詳しく解説しており参考としてください。


2-2 PCケースへの組み込み

PCケース「Matrix vx VD3000SWA」のサイズは、H435XW190XD500mmと大きい方ではないとしても普通のATXサイズのケースです。

 そのためマザーボードの取り外し、取り付けは容易であり、取り外しはマザーボードに接続されている電源ケーブルと信号ケーブルを外し、マザーボードの留めネジを外してPCケース外に取り出せます。

 CPUとメモリーを装着した新しいマザーボードASUSの「P5K Deluxe/WiFi-AP」を、ドライブを外さないでそのまま置いてネジ止めできるため、最近組み立てたスリムATXケースと比べると、マザーボードごと換装するときは随分便利です。

 ただし、このPCケースで従来使用していたマザーボードは、MicroATXマザーボードですから、スペーサーの位置を新しいATXマザーボードの位置に合うように付け直しています。

 マザーボードの取り付けで一般的に注意することは、次の事項ぐらいです。

(1) マザーボードのネジ穴とスペーサーの位置が合っているか確認し不要なスペーサーは外す。
(2) I/Oバックパネルは、そのマザーボード用に先に交換しておく。
(3) マザーボードを置くときは、I-Oバックパネルの穴とツメに注意してピッタリ合わせる。
(4) インチネジかミリネジかを確認して使い、ネジを無理に強く締めすぎない。

マザーボードを取り付けた後は、手持ちのビデオカード「WinFast PX 8600GTS」を装着しています。

 このマザーボード「P5K Deluxe/WiFi-AP」は、ビデオカード用のPCI Express x16スロットが2本ありCrossFireをサポートしていますが、通常1枚のビデオカードを使用する場合は、CPUに近い側の青色のスロットに装着します。

 この青色のビデオカードスロットの位置が、昔からある標準のタイプのマザーボードと比べると、PCIスロット2段分、CPUから離れています。

 CPUとビデオカードの間に挟まれている2段分のPCI Express x1スロットはあまり使わないでしょうから、右の写真で確認できるように、CPU周りの空間を広く取れるように工夫されています。

 この「WinFast PX 8600GTS」のカード長は187mmとやや長い程度ですが、さらに最近の高性能なビデオカードはカード長が長く、PCケース内の空間スペースがビデオカードで大きく2分され、ビデオカードがケース内のエアフローを分けてしまうことが気になります。

 高熱を発するビデオカードが多くなって、ビデオカードとCPUの配置を離すとともに、エアフローの面でもCPUの周辺を広くするメリットは大きいのでしょう。

 CPU周りが広い反面、従来からあるPCIスロットが少し犠牲になっており、2本のPCI Express x16スロットの間に2本、最下段に1本と計3本になっています。

 昔は、PCIスロットは、サウンドカード、LANカード、モデムカードなど活躍の場が多かったのですが、今ではモデムは不要で、LANもサウンドもマザーボードのオンボード機能で十分間に合うことが普通となって、最近では、このメインパソコンでもビデオキャプチャカード以外は使ったことがないくらいです。

 という面では、何もATXマザーボードでなくてもスロットの少ないMicroATXマザーボードでも十分ですが、MicroATXマザーボードはUSBコネクタとSATAコネクタが少ないこと、グラフィック統合型でないチップセットを使用するマザーボードを見かけないことから、ATXケースでビデオカードを使うのであればATXマザーボードの方が選びやすいでしょう。

話は少しそれましたが、接続ケーブルを元に戻して、右の写真のように完成です。

 このマザーボードではIEEE1394aコネクタ、2基の内臓USBコネクタが最下段にあり、IDEコネクタも下の方にあります。

 これが今どきのマザーボードでは普通ですが、IDEケーブルや内部USBケーブルが届かないおそれがあります。

 このPCケースでは、FDD兼カードリーダーのOwltech「FA404MX」をPCケース上段の3.5インチベイに取り付けてあり、カードリーダー用のUSBケーブルが届かないため、下段の3.5インチベイに移すかケーブルを何とかするか思案中です。

 意外と便利であったのが、ASUSのQコネクタであり、USBやスィッチ・LED類のバラバラのケーブルをマザーボードのコネクタに直接挿すのでなく、取り付け易いように一旦Qコネクタに挿してから接続できることは、システムパネルコネクタやUSBコネクタがマザーボードの下端にあって挿しにくいだけに便利でしょう。

右の写真は、システムパネルコネクタ用のQコネクタと狭いスペース用のコネクタ付きのSATA信号ケーブルです。

 SATA信号ケーブルは、最近はコネクタ部分が短くなってきており、クリップ付きのものもあり便利です。

 いずれも、ちょっとしたアイデアの小物ですが、使いやすいものが増えています。

 ドライブ類は、SATA接続のHDDを1台「WD7500AAKS」に交換しただけで、既存のものをそのまま使用しており、このPCケースを使用して最初に組み立てたときのドライブの装着や配線の接続については、「Core2 Duo PC自作]を、初心者向けの一般的な組立の注意事項は、サイト内の「自作パソコン組立講座」を参照してください。


2-3 BIOS設定の確認・Windowsインストール

ASUSのマザーボード「P5K Deluxe/WiFi-AP」のBIOSは、AMIのBIOSであり、パソコンの電源を入れた後に「Delete」キーを押すとBIOSの設定画面に入れます。

 最初のMAIN画面では、左下の画面のように、時刻、日時、FDD、SATA接続のHDDが確認できます。BIOSの設定画面の操作方法は、こ画面の右側の下の方で説明がありますが、ページ内の項目は上下の矢印キー↑↓で移動し、設定の変更が可能であればEnterキーで変更画面に入れます。

 また変更画面からは、ESCキーで抜け出して戻れ、上段の「MAIN」、「Adbanced」・・・「EXIT」などのメニュー項目の移動は左右の矢印キー←→で可能です。

 

左上の画面で矢印↓キーで、最下段の「System Infomation」に移動し、「Enter」キーを押すと、右下の画面が表示され、BIOSのバージョン、CPU名、動作クロック、メモリー容量が確認できます。

 なお、プロセッサ情報は、Adbancedメニュー画面に移動し、三段目の「CPU Cofiguration」に入って、FSB、L1キャッシュ・L2キャッシュの容量、CPUIDなど、さらに詳しい情報が確認できます。

 このAdbancedメニューは、高度なセッティングを行う項目が揃っており、最上段の「Jumper Free Cofiguration」に入ると、DRAM Timing設定、オーバークロック関連の設定項目があります。これらの項目は、初期設定では「Ai Overclock Tuner」がAUTOになっており、これをManualに変更して、買ったばかりのCore2 Quad Q9450で試すなんて無茶はできませんから初期設定のまま使います。

POWERメニュー画面に移動し、最下段の「Hardware Monitor」を表示させたのが右の画面です。

 CPUとマザーボードの温度、CPUファンとケースファンの回転数、CPU、3V出力ライン、5V出力ライン、12V出力ラインのそれぞれの電圧が解ります。

 数時間使用してきた状態、つまり常態で、CPU温度が46℃、CPUファンの回転数が2250RPM、マザーボードの温度が33℃ですから、まずは健全な状態でしょう。

 下段のQファン・コントロールは、低負荷時に自動的にファンの回転数を下げて動作音を抑える機能であり、初期設定ではOFFとなっています。しばらく使ってみて、ケース内の冷却が十分で温度が低いことが確認できれば、Qファン・コントロールを使用してみても良いでしょう。

 Bootメニュー画面に移動し、最上段の「Boot Device Priority」を表示させたのが左下の画面です。

 

初期設定の起動順位は、最も優先順位の高い「1st Boot Device」として、PIONEERのDVDドライブが指定されており、これからWindowsをインストールするためには、もちろんこのままが良いでしょう。

 ついでに起動順位の変更方法を説明しますと、例えば1st Boot DeviceをHDDに変更したいのであれば、1st Boot Deviceが選択されている状態で「Enter」キーを押し、表示されるサブメニューで矢印「↓・↑」キーでHDDを選び「Enter」キーを押せば、HDDが1st Boot Deviceになります。

 また、サブメニューを表示させず直接「+」または「-」キーを押しても変更可能であり、例えば、2nd Boot DeviceのHDD(この場合SeagateのST3320620AS)を1st Boot Deviceに変更したいのであれば、「↓」キーで2nd Boot Deviceに移動し「+」キーを1回押せばひとつ上に上がる、つまり1st Boot DeviceがHDDになります。

 次に、Bootメニュー画面の二段目の「Hard Disk Drives」を表示させたのが右上の画面であり、この画面では、複数のHDDが接続されていれば、HDD間の起動優先順位が変更可能です。

 例えば、2nd Driveの「WD7500A」を1st Driveに変更するためには、「↓」キーで2nd Driveに移動し、「+」キーを1回押せば、「WD7500A」が1st Driveになります。

 この後、「ESC」キーを押して戻り、再度「Boot Device Priority」画面に入り確認すると、この画面にも反映されており、起動HDDが「ST3320620AS」から「WD7500A」に変更されています。

 このHDD間の起動優先順位は、WindowsをインストールしたときのHDD構成のまま使用している限りは変更の必要がありません。しかし、HDDを増設しSATAケーブルを外して別のコネクタに接続したりして起動しなくなったときは、前の1st Driveと同じHDDを指定するよう起動優先順位を変更する必要があり重要です。

BIOSの設定画面を終了、つまりBIOSから抜け出すためには、「EXIT」メニューを使用します。

 設定変更した内容を保存し、その設定で起動するためには「Exit & Save Changes」で「Enter」キーを押し、表示される右の画面で「OK」が選択されている状態で再度「Enter」キーを押すと抜けれます。

 なお、矢印「→」キーで「Cansel」に移動し「Enter」キーを押しても、このホップアップ画面が閉じるだけで何も起こりません。つまり抜け出すことをキャンセルしただけです。

 設定変更した内容を破棄して、つまり設定の変更を適用しないで抜け出すためには、二段目の「Exit & Discard Changes」で「Enter」キーを押し、表示される画面で「OK」が選択されている状態で再度「Enter」キーを押すと抜けれます。

 どうも訳の分からないことをしたかもと、自信がないときは「Exit & Discard Changes」から抜け出すと元の状態のまま抜け出すことができます。

 三段目の単なる「Discard Changes」は、変更した内容を取り消して、BIOSから抜け出さないで再度設定変更するために用意されています。

 最下段にある「Load Setup Default」は、何回かにわたり設定の変更をしたりして解らなくなって、初期設定に戻したいときに使うように用意されています。


 今時のマザーボードは、BIOSの設定は何も変更しなくてもWindowsのインストールに入っていけるようになっていることが多く、このBIOSも最初は確認しただけで何も変更する必要はありません。BIOSの設定を変えてみることは、しばらく使った後の楽しみとして、ともかくBIOSを確認した後はWindowsのインストールです。


Windowsのインストール

 このメインパソコンでは、WindowsXPでしか使えないアプリケーションも利用するため、WindowsXPとVistaと両方デュアルブートでインストールする必要があります。

 WindowsXPとVistaのインストールの手順の説明については省略しますが、サイト内の「WindowsXPの導入」と「WindowsVistaの導入」で詳しく説明していますのでご覧ください。

 またデュアルブートについても、「VistaとXP・デュアルブート」で説明していますので、そちらを見ていただくとして、Windows Vista Ultimateは、2008年3月15日にリリースされたSP1の適用前のものですから、マイクロソフトのサイトから32ビット版のSP1をダウンロードしてインストールしています。

 SP1を適用する場合は、アプリケーションをインストールする前に適用した方がトラブルが少ない上に、もしトラブルが発生しても手戻りが少ないなど好ましいでしょう。そのために、当時はWindows UpdateではSP1が提供されてなかったのですが、マイクロソフトのダウンロード センターから入手しておいたインストール パッケージを使って手動でインストールしています。

 マイクロソフトの説明では、SP1のインストールは 1 時間以上かかることがあるとのことですが、40分かからないくらいで完了しています。さすがにCore2 Quad Q9450という感じですが、それでもSP1の適用はVistaを新規インストールする時間の倍近い時間がかかっています。

 なお、このSP1の適用前、Windowsインストール直後に、マザーボードに付属するDVDからドライバのみインストールしており、その時に気づいたことを書き留めておきます。

 Vistaでは、ユ−ザーアカウント制御(UAC)が初期設定で有効となっているため、Windowsインストール後のドライバやソフトウェアのインストールの際には、一時的にUACを無効にしておくと便利です。

 UACを無効にするためには、「スタート」→「コントロールパネル」→「ユーザーアカウントと家族のための安全設定」→「ユーザーアカウント」と順にクリックし、「ユーザーアカウントの制御の有効化または無効化」をクリックし表示される画面の「ユーザーアカウント制御(UAC)を使ってコンピュータの保護に役立たせる」のチェックを外して無効にします。

 ドライバは、「Intel Chipset Inf Update Proguram」、「Soundmax AD1988 Audio Driver」のほかネットワーク関連のドライバなど6種類のドライバが用意されていますが、「ASUS InstALL」で一括インストールをすると、途中で数回自動的に再起動します。

 この再起動の度に、ドライバディスクの作成のコマンドラインが表示され、一旦終了して起動し直さなければならない状態になり、かえって面倒かと思っていましたが、BIOSの設定で1st Boot DeviceをCD-ROM(DVD)からHDDに変更してから「ASUS InstALL」を実行すると問題なくドライバを一括インストールできます。

 なお、「ASUS InstALL」をクリックして選択したとしても、その後に表示されるホップアップ画面で「ドライバのインスト−ルをカスタマイズ」の方にチェックして、一つづつ選択してインストールをしても良いでしょう。

 特にVista用のドライバは、あらかじめVistaが多くのドライバを持っているため、始めから「ドライバのインスト−ルをカスタマイズ」の方にチェックして、すでにインストールされているかどうか、そのドライバより利用可能なバージョンの方が新しいかどうか一つづつ確認してインストールする方が安心です。

 オンボード無線LANのASUS WiFi-AP solo用のドライバも、この中に含まれていてインストールできることはドライバを別途インストールする手間が省けて便利です。

 その後、ビデオカード、USB接続の無線LANアダプタ、プリンタと接続するパーツのドライバをインストールしています。ドライバは、付属のCD-ROMに収録されていますが、最新バージョンのものがメーカーサイトで提供されていれば、初めから新しいバージョンのものをインストールした方が良いのでそうしています。

 ただしVista用のドライバの場合は、Vistaが用意しているドライバが使用可能であれば、そんなに古いドライバではないので取り敢えずそのまま使って様子見です。

Vistaのパフォーマンスの評価

 

Vistaのパフォーマンスの評価の結果は、プロセッサ、メモリ、グラフィックス、プライマリーハドディスクのいずれも5.9点と、このVistaのパフォーマンスの評価で得られる最高得点です。

 ゲーム用グラフィックスのみ5.6点と改善の余地があり、現時点でRADEON 3870搭載ビデオカードが2万円強で購入できるため早く買い換えたいという気持ちもありますが、前述したように新しい高性能なGPUの投入周期が早くなって、次々とリリースされる状況の中で、少し待ったほうが良いと思っています。

右の写真は、完成して通電テストした状態ですが、PCケースやDVDドライブはそのままのため、見た目は従来と全く変わりません。

 TDPはCore2 Duo E6600が65Wで、Core2 Quad Q9450が95Wであり、少しはうるさくなるのではと思ってましたが、そんなに騒音レベルが高くなったようにも感じません。

 もともとPCケースの前面フロントパネルがメッシュ仕様のオープンなケースですから、冷却能力は高くても騒音はつつぬけですが、結局TDPの高いCPUと高発熱のビデオカードを使えば、冷却のためにエアフローを重視せざるを得ないでしょう。

 今回の組み直しで、体感的に明らかに早くなったと感じることができますが、クアッドコアの魅力は、マルチタスク、マルチスレッドに強いことであり、デュアルコアやシングルコアと従来のベンチマークで比較しても、どの程度性能が向上したのか解りにくいでしょう。

 このメインパソコンで以前使用してきたCPU「Core2 Duo E6600」をはじめ、マザーボードとDDR2-800メモリーは、同時期にスリムATXケースに移設しています。このスリムATXケースでの組み立ての説明は「スリムATX PC自作」を御覧ください。


2008年9月追記
 2008年8月下旬に、Radeon HD4850を搭載するSapphire製のビデオカード「TOXIC HD4850 512MB」を購入し換装しています。そのビデオカードの選択と取り付け作業、換装前後の動作検証・ベンチマークの測定結果などの説明は「Radeon HD4850ビデオカード換装」を参照してください。


2009年1月 追記
 2008年晩秋に、PCケースファン2基の換装、PCIスロット取付クーラー(排気用)、5インチベイHDDクーラー(吸気用)、ファンコントローラの増設など、この開放型PCケースでの静音化対策を行い、「PC冷却ファン騒音の静音化」で解説しており、参考としてください。


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(2008年5月11日 当初執筆)

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