Core2 Duo PC自作

2006年7月27日に、インテルがCore2シリーズのデュアルコアプロセッサを発表しました。
 Core2シリーズは、発売前から低消費電力で大幅に性能が向上していると好評であり、早く使いたくてCore2 Duo E6600を購入し、メインパソコンを組み直しましたので参考としてください。

なお、このファイルは「My Free-style PC」の「PC自作コーナー」のファイルです。
検索エンジン経由で、このページを訪問いただいたのであれば、サイト内の他のファイルも是非ご覧ください。


 目 次

1 パーツ選び

はじめに

2006年7月28日に、インテルは新しいCore2シリーズのデュアルコアプロセッサを発表し、うちメインストリーム向けのCore2 Duoは8月5日に発売されています。

 デュアルコアプロセッサが登場してから一年になりますが、これまではAthlon64 X2は高価であり、Pentium Dは乗り換えてもシングルタスクでは速くなったと体感できないので、デュアルコア化によるメリットがあるとしても気が進まないという状況でした。

 実はメインのパソコンは、2005年始にSocket939版 Athlon64 3500+に換装しており、来年春にWindows Vistaが登場したらデュアルコアプロセッサにしようと思っていました。しかし新しいCore2シリーズは、パソコン誌やパソコン関連サイトのテストレポートでは、既存のハイエンドCPUを上回るベンチマーク結果が出ており、少し時期としては早くなりましたが、組み直すことにしました。 

 この機会に、PCケースとモニタも換えています。

 PCケースは、衝動買いした文字が浮かび上がる光るファン(右の画像 Thermaltake製 iFlash Mini)が見えるように取り付けたかったためです。

 モニタは、デュアルコアCPUを使うのであれば、複数の作業をしやすいように、画面の大きい19インチモニタがほしかったからです。

結局、新たに1台組むのに近いコストが掛かりましたが、結果としては随分使い勝手が良くなったと感じます。



1-1 PCケース Thermaltake VD3000SWA

PCケースは、電源なしのモデルで、サイドパネルが透明クリアパネルのアルミ製のATXケースを探しましたが、多くのケースが発売されていても、条件に合うものは少ないものです。

 最近は、電源非搭載のモデルは多くなっているものの、アルミケースはオーソドックスなものが多く、流行の透明パネル仕様やケース内のエアーフローが工夫された新しいケースはスチール製が多いものです。

 ミドルタワーATXケースのトレンドとしては、一時はサイドパネルにインテル推奨パッシブダクトを搭載しているものが多かったのですが、最近はサイドパネルに大型ファンを付けてサイドから空気を取り入れるもの、フロントおよびリアに大型12cmファンを付けているもの、フロントパネル全面メッシュ仕様にしているものなど多様化しています。

 大口径のケースファンは低速回転で風量が確保できるため静かですが、パソコンの騒音源は、何もケースファンだけではなく、むしろCPUファン、電源ファン、ドライブの駆動音などもうるさいものです。

 そのためサイドパネルの大型ファンや全面メッシュケースなど開口部が広ければ、冷却には適していても、騒音を抑えるのには不利と、あちらを立てればこちらが立たないというパラドックスの関係にあります。

 パッシブダクトよりはサイドファンの方がよさそうですが、ユーザーがオーバークロック志向か静音パソコンを好むのかで選ぶケースが分かれるところです。

実はサイド透明パネルにこだわった理由は、文字が浮かび上がるThermaltake製8cmファンを見えるように取り付けたいためです。

 電源非搭載のアルミケースでサイド透明パネルのPCケースは、Thermaltake製のケースが「Tsunami VA3000SWA」、「Amor Jr VC3000」、「Matrix vx VD3000SWA(左の画像)」など何種類かあります。

 他のメーカーでは、3Rシステム製の「R820」ぐらいです。

PCケースは長く使うため、デザインや細かな仕様も気になるところです。 贅沢を言えば、デザインとしては、ケースフロントに扉はいらないし、ケース色はホワイトまたはシルバーでオーソドックスなものが良い。

 また細かな仕様としては、フロントに蓋なしのUSBコネクタがあり、前面にファンコンや温度のLED表示パネルがあり、フロントケースファンは12cmのLEDファンが付けれると良い。サイド透明パネルには8cmケースファンが取り付けることが可能で、後面ファンは12cmと8cmが共用できるものが良いという希望です。

 Thermaltake製「Matrix vx VD3000SWA」と3Rシステム製の「R820」が候補ですが、すべて望みどおりのアルミケースはなく、スチールケースも探してみました。

 しかしスチールケースでも電源非搭載モデルでは、Scytheの「icute S901-4GA-WH」ぐらいです。このケースは前面にUSBコネクタが4本あること、文字が浮かび上がるファンもサイドパネルとバックパネルのどちらにも取り付け可能のようで?良さそうですが、小さなMicroATXケースならスチールでもそれほど重くはないのでしょうが、ミドルタワーケースでは重さが気になります。

 価格的には、アルミの「R820」と「Matrix vx VD3000SWA」は16,000円程度、「icute S901-4GA-WH」は10,000円を切っており、いずれも電源レスモデルとしても比較的安い値段です。

 それぞれ現物を見たくて、何軒かパーツショップを回りましたが、PCケースは場所どるため売れ筋のものを置いているだけで種類が少なく、希望のものが入手しやすいという状況ではないようです。

 そのため3Rシステム製の「R820」は売っている店がみつからなく、Thermaltake製の「Matrix vx VD3000SWA」とScytheの「icute S901-4GA-WH」で迷いました。

 最終的には、やはり軽いアルミ製が使い勝手が良いと思い「Matrix vx VD3000SWA」を購入しました。

 これまで使ってきたメインパソコンのアルミケースは比較的長い間使ってきました。
 それ以前は、短期間にATXケースを3本買い換えていますが、最近は古いケースの処分に困るため、少し気に入ったからと思っても手を出しにくいものです。

 例えばLINKS IntetnationalのNewSky (NS-300TN-W) は、ATX規格の電源とマザーボードが搭載できる珍しいスリムタワーケースであり、CenturyのCSI-3306IIスーパーホワイトは発熱対策がしっかりしていて洗練されたデザインで店頭で見ると欲しくなります。

 しかし今回はメインパソコンのためミドルタワーケースが候補で、透明サイドパネルが前提ですから買えなくて残念です。

 「Matrix vx VD3000SWA」を使って組み立てて、良かったこと、気にいらないことは後述の「本体ケース」の組み立てで説明します。


1-2 CPU Core2 Duo E6600

 インテルの「Pentium」に変わる新しいブランド「Core2」のメインストリーム向けのデュアルコアプロセッサ「Core2 Duo」シリーズが、2006年8月5日に発売されました。

 「Core2 Duo」シリーズは、クロックの高い順に、E6700(2.66GHz、L2キャッシュ4MB)、E6600(2.40GHz、L2キャッシュ4MB)、E6400(2.13GHz、L2キャッシュ2MB)、E6300(1.86GHz、L2キャッシュ2MB)と4種類発売されています。

 うちE6700とE6600がL2キャッシュ4MBであり、E6700は実売価格が7万円程度と高価すぎるため、実売価格が4万円を少し超えるE6600に必然的に人気が集中しています。

 秋葉原では、発売当日に深夜イベント販売が行われるほど盛り上がり、特にCore2 Duo の中でも人気が高いE6600は、発売当日中に売り切れてしばらくは入手困難となりました。

 8月下旬に、E6600が再入荷してからは、少し高価なCPUなので飛ぶように売れるわけでもなく、どこの店でも在庫があるようになりました。

 そして地元の店でも、E6600が購入できるようになり、9月の初めに購入しました。

今回は初めからCore2 Duo E6600に決めていたため迷っていないのですが、他の種類のCPUと比べる必要もない状況です。

 既にパソコン関連サイトのテストレポートでは、E6700は、既存のPentiumD 960 やAthlon64 X2 5000+、それぞれ最高クロックのモデルを大幅に上回るベンチマークを叩き出しており、ハイエンドプロセッサのPentium Extreem EditionやAthlon64 FX62と比べても完勝という状況です。

 E6600は、E6700より少しクロックは低いのですが、それでも既存の他のハイエンドCPUと比べれば、ほとんどのテストプログラムで性能は上回り、しかも、TDP65Wと低消費電力です。組み立て後に測定したベンチマークは後述しますが、予想どおり優秀な成績です。


1-3 マザーボード INTEL DG965SSCK

Core2シリーズのソケットはLGA775ですが、既存のLGA775マザーボードは、Core2シリーズをサポートしていないため、新しいマザーボードが必要です。

 インテルのプラットフォームでは、やはりインテル純正チップセットが本命であり、Core2シリーズ向けに新しく用意されたP965チップセット、またはグラフィック統合型のG965チップセットを搭載するマザーボードがDDR2-800メモリーをサポートするなどスペック的に優れています。

 P965チップセット搭載のATXマザーボードは、Core2シリーズの発売日より少し前から流通していますが、G965チップセット搭載マザーボードの発売は遅れ、8月下旬にインテル製MicroATXマザーボード「DG965SSCK」が少量出回りましたが、すぐに売り切れという状況です。

 今回はメインマシンのマザーボードですからATX規格のマザーボードも使えますが、セカンドマシン2台はMicroATX規格のPCケースを使っています。

 そのため、かつてメインマシンのCPU「Pentium4 2,8C」をセカンドマシンに移すときに、ATX規格のマザーボードは使えずMicroATXマザーボードを買い足しており、今回も、現在使っているAthlon64 3500+をセカンドマシンに移すためにはMicroATXマザーボードを購入しなければならないという状況です。

 一般的には、セカンドマシンのPCケースの方をATXケースに変えた方が将来的には便利でしょうが、セカンドマシンで使っている2台のMicroATXケースはコンパクトで場所どらずデザインも良く気に入っています。

 そのため将来メインマシンからセカンドマシンにCPUを使い回すときに、マザーボードごと移設できるように、最初からMicroATXのマザーボードを使うことにしました。

 よって条件としては、MicroATXマザーボードで最新のグラフィック統合型のG965チップセットを搭載するマザーボードから選ぶことにしました。

 しかしG965チップセット搭載MicroATXマザーボードは、発売されているのはインテルの「DG965SSCK」のみで入手困難、ASUSの「P5B-VM」は発表されていても9月中には手に入りそうもないという状況です。他のパーツは揃ってもマザーボードのみ入手できないという期間が2週間ほどありました。

 あきらめてATXマザーボードにするのであれば、Intelの「DG965RYCK」か、P965チップセット搭載のGIGABYTEの「GA-965P-DS3」が無難で良さそうです。

 しかし結局、9月中旬にIntelの「DG965SSCK」が再入荷されたタイミングで購入できたのはラッキーでした。(その後9月下旬になって、ASUSの「P5B-VM」とGigabyteの「GA-965GM-S2」が発売されました。)

なおG965チップセット搭載マザーボードの流通が遅れたため、間に合わせでi945Gチップセットを搭載するCore2シリーズ対応MicroATXマザーボードがASUSとGIGABYTEから発売されましたが、内臓グラフィックが新しいGMA3000ではなく前のGMA950であること、DDR2-800メモリーをサポートしていないことから買う気にはなりません。

 新しいCPUをサポートするために用意された新しいチップセットを搭載するマザーボードが、本来のCPUの性能を引き出すために適しているのは当然のことです。

 このマザーボード「DG965SSCK」には、日本語マニュアルは付属してなく英語マニュアルのみで、しかもペーパーは簡単な図解のみで詳細な英文マニュアルは付属CD-ROM内に収録されています。

 図解マニュアルには、レイアウトと一番知りたいヘッダピンの位置やピンの説明が書かれており、慣れていれば十分でしょうが、初心者には敷居が高く、別途一般的な自作の解説書を用意した方が良いでしょう。

 インテルの新しいP965、G965チップセットはパラレルATAをサポートしてなく、マザーボードメーカーが独自にATAコントローラを搭載しています。「DG965SSCK」はインテル製マザーボードですが、現時点ではパラレルATA非サポートではさすがに売れないので、ボード上にIDEコネクタ1基を搭載しています。


1-4 メモリー DDR2-800 U-MAX

メモリーは、DDR2メモリーを購入する必要があります。
 Core2シリーズ向けのP965/G965チップセットは、DDR2-800(PC2-6400)メモリーを公式にサポートしており、購入するのであればDDR2-800メモリーが良いのですが、まだDDR2-800は大手ベンダーであるSamsunやHynixのメモリーチップが量産出荷されていないため、店頭でも品数が少ないという状況です。
 
 Core2シリーズのテストレポートでは、DDR2-667(PC2-5300)でもメモリーアクセス速度はそれ程変わらないというベンチマーク結果が載っていますが、DDR2-800メモリーは、これからの主力メモリーとなると見込まれるため、先々のことを考慮すれば妥協したくないところです。

 実は、DDR2-800メモリーが流通し始めたのは、今年(2006年)の5月下旬からであり、DDR2メモリーをサポートするAMD製のSocketAM2版のCPUが発売される直前のことです。

 メモリーベンダーは、少し前までDDR2-667メモリーの生産ラインの拡充に熱心であり、DDR2-800は性能の向上に大きく寄与せず、一部の低レイテンシのものがハイエンドマシンに使われるとしても、メインストリーム向けはDDR2-667のテリトリーと考えていたように思われます。

 しかしAthlon64 X2がDDR2-800をサポートし、インテルのCore2シリーズ用のメインストリーム向けのチップセットもDDR2-800をサポートしているため、これからはメモリーベンダーもDDR2-800メモリーの量産にシフトしていくことでしょう。

 かつてDDR-400(PC-3200)メモリーも、当初は大手のメモリーベンダーが開発に消極的でしたが、インテルとAMDどちらのプラットフォームでも、DDR-400メモリーのサポートが当然となって一気に生産をシフトしており、歴史は繰り返すのでしょう。

 将来はDDR3メモリーやFB-DIMMが使われる可能性はありますが、メモリーのロードマップも不透明であり、当面はDDR2-800メモリーが主力となりそうです。

 今年7月中旬に、初のP965チップセットを搭載するインテル製のマザーボード「DP956LTCK」が発売された当初、DDR2-800メモリーを使うとパソコンが起動しなくなるというトラブルがありました。

 この事件は、マザーボードのBIOSをアップデートして認識するということでメモリーに関わりなく解決しましたが、インテル製のマザーボードでさえメモリートラブルが発生することがあるという教訓となり、DDR2-800メモリーは気をつけなくてはならないという雰囲気です。

 メモリーの相性問題は、皆無とならないという事情があります。
 メモリーチップベンダーは、一部自社製メモリーモジュールも製品として提供していますが、別のメモリーメーカーがメモリーチップを購入してメモリーモジュールを量産しています。

 メモリーの場合は、メモリーベンダー純正品もバルク品(小売用のBOXに入ってないもの)として売られることが普通であり、バルク品を購入すれば良いのですが、メモリーチップより、むしろメモリーモジュールの品質が問題となることが多いようです。

 つまりメジャーチップでも相性問題はおきる可能性があり、JEDEC準拠品とか、6層基盤品が良いという判断基準はあるにしても、動作検証されていないマザーボードでは、必ず正常に動くという保証はありません。

 しばらくするとパーツショップでは、バルク品でも相性保証で多く戻ってくるようなメモリーは、仕入れないようになるため、経験則で徐々に相性問題は少なくなっていきますが、新しいうちは特に注意が必要です。

 なお最近マザーボードメーカーのサイトで動作検証済みのメモリーとして載せているものは、メモリーチップではなくメモリーモジュールの型番が多くなりました。ユーザーはバルク品をメモリーモジュールの型番で探して買うことは難しいので店の人に確認するよりないでしょう。

 複数の店で確認したところ、DDR2-800メモリーは、GIGABYTEの代理店であるマスターシード(株)が国内で発売している「U-MAX Castor LoDDR2-512-800」が人気があるようです。(右の写真)

 Webサイトで確認すると、GIGABYTE製P965チップセット搭載マザーボードだけでなく、インテル製の「DP965LT」も動作確認済みマザーボードとして載っています。

今回購入するマザーボード「DG965SSCK」は、この動作確認済みリストにまだ載っていないので確証はありませんが、おそらく購入時点では、このU-MAX DDR2-800メモリーが最も無難でしょう。

他にはSanMAXのメモリーが販売されていましたが、動作検証が調べれないため、「U-MAX Castor LoDDR2-512-800」を購入しました。

 なお、Corsairメモリーなどオーバークロック用のプレミアム品は、定格では余裕で動くのでしょうが、オーバークロック志向でなければ高価すぎて手を出しにくいでしょう。


1-5 19インチ液晶モニタ BenQ FP91V+

これまでメインパソコンは17インチCRTモニタを使ってきました。
 セカンドマシンの一台は、液晶の17インチモニタを使っていますが、同じ17インチでも液晶はCRTに比べれば画面が少し大きく随分見やすく感じます。

 もちろんCRTにも良いところはあり、正面からだけでなく斜めからでも見えること、色合いが美しいこと、動画に強いことは、CRTならではの優れていることですが、画面サイズが大きいCRTモニタは、奥行きも長く場所どり、かつ重くなるため買い難いものです。

 既存の17インチCRTモニタは、1024×768ピクセルで普段使ってきましたが、最近は、インターネット上のWebページは表示サイズが大きいページが多くなっていることから、もっと解像度を上げて使いたいと思うことが多くなりました。

 また今回、デュアルコアCPUに移行するため、ファイルのダウンロードをしながらエクセルを使ったり、ウィルス定義のアップデートをしながらWebサーフィンをしたり、テレビを視聴しながらハードディスクの整理をしたり、複数の作業を同時に行なって時間節約も可能となります。

 Windowsの画面「デスクトップ」は、文字どおり机の上で、解像度を上げて机が広がれば使いやすく、複数のタスクも作業し易くなります。

 しかし、年のせいで小さな文字が読みづらくなってきたことから、物理的な画面サイズが変わらずに解像度のみ上げては、文字が小さくなってかえって困ります。

 よって画面サイズの大きなモニタに買い換えることにしました。
 解像度を常時1280×1024ピクセルで使うためには、私の視力では19インチモニタが必要です。
 今は、新たに購入するのであれば液晶モニタであり、それも19インチが3万円以下でも購入できるほど安くなり、売れ筋が17インチから19インチ液晶モニタに変わってきているところです。

 パソコンショップでは、I-O DATA、Correga、Buffalo、MITSUBISHI、NANAO、Acer、BenQ、GREENHOUSE、PRINCETONの液晶モニタをよく見かけ、うち19インチモニタは、NANAOとMITSUBISHIの新型モニタを除いて2万円台〜3万円台で購入できます。

 平均的なスペックとしては、輝度250〜330cd/m2、コントラスト比500〜700、視野角150〜170、応答速度8〜12msぐらいであり、機能としてはスピーカ内臓かどうか、光沢パネル仕様かどうかが選ぶポイントでしょう。

 最近のメーカー製パソコンでは、光沢パネルが普通となっています。
 しかしモニタ単品として製品化されているものは、パソコンを多用する人が好む非光沢パネル採用のものが多く、まだ光沢パネルのモニタは少ないという状況です。

 非光沢パネルは眼にやさしく負担が少ないと言われています。確かに、光沢パネルは背面に窓などがある場合は光が反射することで映り込み、見にくいでしょうが、置く場所に注意すれば、これまで使ってきたCRTも光沢ですから同じようなものです。

 メインパソコンのモニタは、テレビを視聴したり、デジカメ写真を見たりすることがあるので、光沢パネル採用でスピーカ内臓のものを選ぶことにしました。

 なお非光沢のパネル採用モニタでも、必要があれば別売の光沢フィルタを貼って使うという方法もありますが、19インチの光沢フィルタは4000円ぐらいと値段も高いし、上手く貼れないかもしれないので、初めから光沢パネルを選んだ方が良いでしょう。

 最近は、多くのメーカーが主力モデルとして19インチ液晶モニタを発売していても、光沢パネルのモデルは、Corregaの「CG-L19DGW」、I-O DATAの「LCD-AD191XW」、BenQの「FP91V+」、MITSUBISHIの「RDT196S」と「RDT197S」、NANAOの「FlexScan M1900C-RBK 」ぐらいです。

 購入時点では、「CG-L19DGW」と「LCD-AD191XW」は、実売価格が3万円台、「FP91V+ 」と「RDT196S」は4万円台前半、「RDT197S」と「FlexScan M1900C-RBK 」は5万円以上と価格に大きなバラツキがあります。

 しかし価格差があっても、パソコンショップで比べただけでは、一見どれも差がなく綺麗に見えます。

 非光沢パネルの19インチモニタの多くは2万円台と安くなっており、光沢でも3万円台がリーズナブルな価格と思われますが、何台も見てみるとMITSUBISHIの「RDT196S」とBenQの「FP91V+ 」がより鮮明であると感じます。

 置き場所や画質調整の問題もあるのでしょうが、「RDT196S」は店によっては、綺麗に見えるものもあるけど、それ程良くなかったりするものもあり、「FP91V+ 」はどの店で見ても綺麗と感じました。

 右の画像のBenQの「FP91V+ 」は、輝度450cd/m2、コントラスト比450、視野角160/160、応答速度(Gray→Gray)6msというスペックです。

 スペック的にはコントラスト比が少し低いものの、明るくて応答速度が速いので動画映像に強く、内臓スピーカも唯一SRSの3Dステレオ対応2Wx2とBenQのホームモデルのトップ機種となっています。

 MITSUBISHIの「RDT196S」は、スピーカが付いていないこともあって、BenQの「FP91V+ 」を購入しました。

なおBenQの19インチモデルは数種類発売されていますが、光沢パネルは「FP91V+ 」のみであり、新しい「FP92E」も内臓スピーカ付きでコストパフォーマンスは良いのですが、スピーカの出力も1Wx2と少し弱いし光沢パネルではありません。

 またI-O DATAの「LCD-AD191XW」は、19インチワイドというサイズですが、ワイドは幅が広くても逆に縦が狭くなり、かえって文字は17インチクラスぐらいに小さく表示されてしまうため、現物を見ると小さく感じます。


2 組立て・BIOSの設定確認・WindowsXPインストール

2-1 CPUの装着

今回購入したPCケース「Matrix vx VD3000SWA」は、マザーボードベース(背面パネル)が取り外せないのですが、ミドルタワーケースとしてはやや小さく、スペースの余裕が少ないため、先にマザーボードにCPUとメモリーを取り付けてから、ケースに組み込むこととしました。

 Core2 Duoは、CPUソケットの形状がLGA775であり、2005年始に組み立てたPentium4 540のときと同じですが、LGA775では、マザーボード上のLGA775ソケット側にピンがあり、CPUを取り付ける前にソケットのピンが曲がらないように保護カバーが付いています。

 そんため、CPUとソケットの両方に保護カバーが付いており、取り付ける前に保護カバーを外し、外した保護カバーは次に取り外すときのために保管しておく必要があります。

 LGA775のソケットには、ソケット・レバーとロード・プレートがあります。

 CPUを取付けるときに、ソケットの左側のレバーを引き起こすことは、従来のCPUの取付けと同じですが、この後、ロード・プレートを引き起こしソケット保護カバーを取り外す手順が加わっており、左の画像は、ソケット保護カバーを外した状態です。

 この後、CPUとソケットの切り欠きの位置を合わせて、CPUをソケットに静かに置くと納まります。

次に、ロードプレートを元に戻し、ロードプレートを右手で押さえながらソケット・レバーを押し下げて固定すれば装着完了であり、この間切り欠きの位置が従来のプロセッサと違うことに注意するぐらいで難しくないでしょう。

 CPUファンの取付けは、CPUファンの四隅のピンの位置を合わせて置き、クリップをカチッと音がするまで押すだけと簡単になっています。

 しかし今回は、CPUファンの四隅のピンを押しても、初めは2つのピンがしっかりカチッと装着できないという状況でした。

 正しく納まったピンとそうでないピンとを裏から比べて確認し、マニュアルどおり矢印の位置を合わせて再度力を入れて押し込みましたが、マザーボードのピン穴かCPUファンのピンか、どちらが原因かは不明ですが少し精度が問題でタイトで入りにくい場合もあるのでしょう。

 なおCPUファンを外すときは、マイナスドライバでピンを矢印の方向に回転させて引き上げる、つまりマイナスドライバを使うことで無理に力を入れなくて扱いやすくなっています。

 メモリーの装着は、DDR2メモリーでもDDRメモリーと同じように、両端のレバーを開いて、切り欠きの位置を合わせて上から押さえて押し込むと、カチッとレバーが立つ(戻る)という方法は同じです。

 このときの力の入れ加減や装着感は、これまでの体験でもマザーボードやメモリーによって感じが違います。

 つまり固くてかなり力を入れないと挿せないときや、ゆるくて軽い力で挿せる場合があり、ゆるければ良いというものでもありませんが、今回は比較的スムースに押し込めました。

 このあたりは慣れもありますが、精度が高くなって扱いやすくなってきているという感じはします。

なお上の画面でメモリーの右上に、CPUファンの電源供給ケーブルのコネクタがあり、挿し忘れのないように注意が必要です。

 今回は、マザーボードにCPUとメモリーを装着した状態で、次はPCケースにマザーボードを取り付けています。なお自作初心者向けには、「My Free-style PC」サイト内の自作パソコン組立講座の「マザーボードへの装着」で詳しく解説してますので参考としてください。

2-2 PCケースへの組み込み

PCケース「Matrix vx VD3000SWA」の場合、パーツの組み込み前に少し準備が必要です。
 まず全面メッシュ仕様のケースフロントを外し、下の右の画像のようにFDDとDVDドライブの取り付け位置のカバーを外し、スィッチとLEDのケーブルを接続する必要があります。

 このケースは、ドライブやPCIカードがネジ止め不要のスクリューレスのケースです。このフロントパネルも、引っ張るだけで外せますが、強い力で引っ張りすぎるとスィッチとLEDのケーブルを引きちぎってしまうおそれがあるからか、間にコネクタを挟んでいます。

スクリューレスのPCケースは、かつて5年ほど前に使ったことがありますが、個人的には、あまり好きではありません。

 今回のPCケースの購入では候補機種が少なく、そんなことまで気にしてられなかったのですが、スクリューレスはドライバ不要で便利でも、作業性が必ずしも良くなく、またネジ止めした方が安心感があります。幸いサイドパネルの留めネジは便利な手回しネジでした。

 次に、背面パネルにはスペーサーが付けられていないため取り付けています。
 余分なスペーサーはPCケースとマザーボードのショートの原因になるため、初めからMicroATXマザーのネジ穴の位置を確認し、必要なスペーサーのみ取り付けています。

 その後、背面I-Oパネルをマザーボードに付属しているI-Oパネルに交換しています。
 そのI-Oパネルの位置に気をつけて、マザーボードを置き、マザーボードのネジ穴に合わせてネジ止めをすればマザーボードの装着は完了ですが、このPCケースの場合、奥行きがあっても少しケース内が狭いので慎重に扱う必要があるでしょう。

 右の画像は、PCケースにマザーボードを取り付けた状態です。なお手前にファンステイが写ってますが、ファンステイの取り付けは少し面倒であったため後述します。

 MicroATXマザーですから、下の方はスペースが空きます。

 PCケースのサイズはH435xW190xD500mmで前のケースH470xW215xD480mmと比べて、奥行きが長いので高さが低くても余裕があるかもと思っていました。

 しかし、見てのとおり横幅はあまり余裕がなく、意外と中は狭くて作業はし易いほうではありません。

HDDを最上段の3.5インチベイに内側から取り付けるときは、一旦装着したメモリーを外す必要があったり、マザーボード右下端のスィッチやLEDケーブルを接続するコネクタやケースファンコネクタの差込みも狭い中での作業となります。

 また、下部の5インチドライブベイに、奥行きのあるドライブを取り付けると、FDDケーブルや電源ケーブルの装着も楽ではなさそうです。

 しかし前のPCケースは、マザーボードベース(背面パネル)の取り外しやスライドが可能であったために、作業が容易であり、このサイズのPCケースでマザーボードベースがスライドして外せなければ似たようなものでしょう。パーツの装着順に気をつけないと手戻りとなるので注意が必要です。

 下段の3.5インチベイの3段は、前面12cmケースファンでHDDを冷やす構造のため、HDDを横向けに、HDD後面を手前にして押し込むようになっています。

 これは取り付け後の配線も楽ですから、HDDが少なければ、下段のみ使えば良いでしょう。


 本来は電源ユニットを先に付けた方が良いのですが、忘れていました。実は文字が浮かび上がる光るファンを、どう取り付けるかが問題で、そのことに気をとられていたためです。

 PCケースの幅が広くないため、電源ユニットの横幅は、あまり余裕がありません。

 一見、電源を所定の位置にどうすれば設置できるのか解らなくマニュアルを見直しましたが記載されていません。

よくケースを眺めて見ると、電源が載る上部のサイド補強バーは3本のネジで留められており、この補強バーを外さないと電源の取り付けができない構造となっています。

 この補強バーを外せば、マザーボードを取り付けた後でも、容易に電源を設置できます。

 左の画像は、パーツを全て装着し完成した状態です。

 今回は、電源ユニット、HDD、FDD、DVDドライブ、ビデオカード、ビデオキャプチャカードは既存のものを移し変えています。

 スクリューレスのドライブ取り付けは、3.5インチHDDは扱いやすいと思いましたが、5インチDVDドライブの取り付けは、しっかり固定されているのか解らない感じもしますが、おそらくこれで良いのでしょう。

 このパソコンは床置きのため、DVDドライブは使い易いように、5インチベイの最上段に取り付けています。

マザーボードの「DG965SSCK」のIDE(パラレルATA)コネクタは、マザーボードの下端にあり、ひも状の少し長いIDEケーブルを使い、DVDをマスター、パラレルATAのHDDをスレーブとして接続しました。

 3.5インチFDDは、5インチベイの上にある3.5インチベイに取り付けることが使い易いでしょうから、パラレルATAのHDDは5インチベイの下にある3.5インチベイの上段の方に取り付けることが一般的でしょう。

 このように最近のインテルCPU向けのマザーボードでは、IDEケーブルは1本しか使えないものが多いので、ケーブルが届くかどうか注意が必要です。今回のように5インチベイの最上段にDVDドライブを取り付けると、マザーボードに付属している普通のフラットケーブルで届かず交換が必要となります。

 FDDケーブルは、「DG965SSCK」に付属していたものが少し長さが短かったのですが、むしろケース内で邪魔にならないちょうど良い長さです。

 なお最初は、SATAのHDD3台を設置し、WindowsXPをインストールしてから、後でパラレルATAのHDDを追加しました。そのためにBIOSの設定の変更が必要となりましたが、その点は後述します。


2-3 文字が光るファンの取り付け

この文字が光るファン「iFlash Mini」は、CPUファンとして使うか、あるいは後面ケースファンとして取り付けるように説明書には書かれています。しかし、いずれも見えやすい位置ではありません。

 PCケース「Matrix vx VD3000SWA」は、後面に12cmケースファンが標準装備されてますが、このPCケースを購入したときは、「iFlash Mini」の取り付け場所に困ったら、後面ケースファンを外して取り替えれば良いぐらいに思ってました。

 しかし後面ケースファンを外してみても、9cmファン程度ならネジ穴が用意されていて換装できても、8cmファンはファン口径変換アダプタを別途用意しないと取り付けることができません。

 ファン口径変換アダプタを使うぐらいなら、もっとよく見える位置付けようとファンステイを使っうことにしました。

 右の写真は、ファンステイに取り付けた「iFlash Mini」です。

 このファンステイは、2本分のPCIスロットに、その止めネジを使用して取り付け可能であり、ほとんどのPCケースで、比較的しっかりと固定できます。

しかし、「Matrix vx VD3000SWA」はスクリューレス、つまり下の画像のように、ネジを使わないでPCIカードが取り付け可能な便利な構造になっており、この樹脂製の取り付け具がかえって邪魔でファンステイを固定できません。

 そこで、上の画像の取り付け具を外すと、スロットには通常のネジが効くネジ穴があって、普通のPCケースのようにネジ止めができるため、ファンステイをネジ止めしました。

 ファンステイをネジ止めした後、この取り外した樹脂製の取り付け具を、そのまま戻しても納まりません。

一つ一つのスロットごとに仕切りがあり、ファンステイの厚みがあるためであり、あたる部分、下段の3段分の仕切りを削って元の鞘に納めることができました。


 そして、ファンステイの取り付け後が右の画像であり、結果として満足しています。

 後で、このスロット部には、ビデオカードとビデオキャプチャカードをスクリューレスで取り付けています。

 風の当たる位置は、サウスブリッジ、ビデオカード、ビデオキャプチャカード、ノースブリッジの下部、メモリーの下部周辺であり、見栄えだけでなく役に立つことでしょう。

 もっと上のスロットにステイを取り付けることで、ノースブリッジとメモリーを中心に冷やすことが可能ですが、サウスブリッジICH8が熱いという情報もあり、これで良いでしょう。

なお、ファンステイを取り付けた下部のスロットにも、PCIカードを取り付けれますが、ネジ止めは必要です。今回のマザーボードはMicroATXサイズですから、下の方のスロットを使うとしても、USBブラケットやIEEE1394ブラケットなどであり、それで不自由はしないでしょう。

 左の画像は、組み立て完成後です。

 ビデオカードとドライブ類は既存のものを使い回しており、PCケースのフロントメッシュパネルが黒色ですから、色が不釣合いですね。

 今回は、Core2 Duoが早く使いたくて組み直しましたが、2007年始にWindows VISTAが発売されれば、購入してインストールするつもりです。

 その時に、FDDとDVDドライブを一緒に購入する予定であり、前面ブラックパネルのものに替えれば、もっと見栄えも良くなることでしょう。

一般的な組立の注意事項は、自作初心者向けの自作パソコン組立講座で詳しく解説してますので参考としてください。また、インテルのLGA775プラットフォームでMicroATXケースでの組み立ては、「LGA775 Pentium4 パソコン自作」で紹介していますので御覧ください。


2-4 BIOS設定の確認・WindowsXPインストール

BIOSの設定画面に入るためには、このマザーボード「DG965SSCK」では、電源投入後に[F2]キーを押すと入れますが、前に使ったインテル製マザーボード「D915GAGL」と同じように、一般的な入り方である[Delete]キーを押しても入れます。

 左の画面は、BIOSに入って最初に表示される
「Main」画面です。


 CPUの名前、クロック、
 システムバススピード、
 メモリースピード、
 L2キャッシュ
 搭載メモリー量
 デュアルチャネルモード
 が表示されています。

 このBIOSは知りたいことが表示されていて安心できます。


最初は、BIOSは確認しただけで何も変更せず、支障なくWindowsXPがインストールできました。

 WindowsXPのインストール後にIDEのHDDを取り付けたところ、取り付けたHDDが起動HDDとなりWindowsが起動しなくなったので、BIOSでHDD間の起動順を変更しました。

 起動HDDドライブの変更は、「Boot」メニューに移動すると、取り付けられているHDDが表示されているので、矢印↓キーを押して移動し、Enterキーを押し、複数台のハードディスクのうち起動HDDを「+」キーを使って上位に表示させることで変更可能です。

 マザーボード「DG965SSCK」には、英文の組み立ての簡単な図解マニュアルは付いていますが、BIOSの設定などのマニュアルはCD-ROMに収録されていてペーパーは付属していません。

 しかし元々BIOSで設定の変更できることは少なくて、慣れていればマニュアルは必要ないでしょう。起動ドライブの選択も、BIOSによって方法が異なるところですが、このBIOSは解りやすい方でしょう。

 なお後で、AdvancedメニューのFan Controlの「Automatic Fan Detection」の設定を変更していますが、この点は後述の「動作検証・ベンチマーク」で説明しています。

 またBIOSの設定変更に慣れていなければ、自作パソコン組立講座の「通電テスト・BIOS確認」で詳しく解説していますので参考としてください。


 次にWindowsXPのインストールですが、これも変わったことはなく、CPUの能力が高いためインストールが早く終わるという感じです。

  なお、WindowsXP のインストールの方法については、WindowsXPの導入で詳しく説明していますのでご覧ください。


 Windowsのインストール後、ドライバや必須アプリケーションをインストールしています。

 まずセオリーどおり、マザーボードに付属するCD-ROMからマザーボード上のデバイスのドライバを読み込むのですが、CD-ROMを入れると、ほぼ自動的に必要なドライバがインストールされ便利になっています。

 その後、接続するパーツのドライバを、無線LANアダプタ、ビデオキャプチャカード、プリンタの順にドライバをインストールしています。

 続いてインターネットの接続設定、DVDドライブ、ビデオキャプチャカード、デジカメ用ソフト、ウィルスソフトなどのアプリケーションをインストールして、ファイルの設定と転送ウィザードで以前の環境の設定を移して、まずは完了です。

 これまでの手順は、一旦ビデオカードを取り外して、マザーボードのオンボードのRGBコネクタにモニタケーブルを接続して行なっています。

 これはG965チップセットの内臓グラフィックのGMA3000のベンチマークを取りたいためであり、スコアを取った後、再度ビデオカードを取り付けてデジタル接続で繋ぎ、ビデオカードのドライバをインストールしています。

 ビデオカードのドライバは、付属のCD-ROMに収録されていますが、最新バージョンのものがリリースされていれば、初めから新しいバージョンのものをインストールした方が良いのでそうしています。

 そのためには最新バージョンのドライバをメーカーサイトからダウンロードできるように、先にLANのドライバとネットワークの設定とインターネットの接続設定を済ますことが、このところの普通の手順となってきています。

 アプリケーションでも、PDFファイル用のAdob Readerは、マザーボードに付属するCD-ROMに収録されていたものは既に古く、バージョンが古いと想定されるものは、インストールを後回しにして、インターネットで入手した方が二度手間にならず良いでしょう。

 なおWindows MediaPlyerも、Windows MediaPlyer10にアップグレードして正常に表示されるファイルがありました。 MediaPlyerはWindowsXPのインストールと一緒にインストールされるため、後でMicrosoftサイトからダウンロードしてインストールするよりありません。


 今回は、WindowsXPをクリーンインストールしましたが、アップグレードの状況によっては、元のWindowsXPを使うことが可能なケースもあります。HDDの接続順を変えたい場合は、起動プロセス情報の再構築が必要なこともありますが、Windowsインストール後のドライバやアプリケーションのインストールと設定、ネットワークの設定など面倒な作業を省くことができます。

 詳しくは、WindowsXP環境の移行で説明していますが、ビギナー向けではないので、トラブルがあっても自分で解決できる方はご覧ください。

 今回は、ハードウェアもソフトウェアのインストールも、全くトラブルなく一応完成しました。  ただし、パラレルATAのHDDを追加したときは、パソコンの電源を入れてもブラックスクリーンの状態のままでした。

 HDDを追加する前は、正常にWindowsが起動しているため、HDDのジャンパピンの問題とBIOSの起動ドライブの問題であることは、すぐに解かりますから、DVDドライブがマスターのためHDDのジャンパピンをバッティングしないようにマスターからスレーブに変更し、BIOSの起動HDDを今回WindowsXPをインストールしたときの起動HDDに修正しました。

 また、すべて完成後しばらくして、フロントパネルのUSBコネクタのうち1つが使えないことに気がつきました。

 ユーザーが触るところではないのですが、ケース前面パネルのコネクタで、本来は接続されているはずのケーブルがコネクタから外れており、おそらくマザーボードのUSBコネクタへのケーブルの接続のときに引っ張りすぎて元が抜けてしまったようで挿しなおしました。

 PCケース「Matrix vx VD3000SWA」は少しユニークなPCケースです。一般的なPCケースでも、詳しいマニュアルは付いてなく、新しいPCケースを使うときは、よく観察して組み立ての手順を考えて手戻りとならないように注意することが肝要です。

 大きなトラブルが無いため、今回はこうした些細なことも書き留めましたが、一般的にSATAのHDDが1〜2台で、マザーボード「DG965SSCK」を使って新たに組み立てる場合は、何もトラブルもなさそうです。

3 動作検証・ベンチマーク

Core2 Duo E6600のTDPは65Wであり、ミドルタワーケースなのであまり冷却に気を遣わなくてもすむのではと思っていました。

 室温が30℃近い残暑の日に長時間使っても「iFlash Mini」に表示されるケース内温度は31℃、涼しくなった日の夜は25℃と低くケースの背面に触れても少し冷たく感じます。インテル推奨の38℃ケース内温度は余裕でクリアしていることでしょう。

 なおマザーボード「DG965SSCK」のBIOSには、Hardware Monitoringの項目がなく、CPUファンの回転数やCPUゾーンの温度が表示されないため、インテルのアプリケーション「Intel Desktop Utility」で確認する必要があります。

 そのため、INTELのサイトで「Intel Desktop Utility」をダウンロードしてインストールしましたが、最初はそのHardware Monitorで、Temperatureが表示されていません。BIOSの設定を調べてみると、AdvancedメニューのFan Controlの中に「Automatic Fan Detection」という項目があり、これが初期設定では「Disable」となっているので「Always」に変更して、「Intel Desktop Utility」でファン回転数や温度、ボルテージが表示されるようになりました。

 右の画面が、「Intel Desktop Utility」のHardware MonitorのSumarry画面です。

 温度、ファン回転数、電圧、HDDの状態が表示され、右側のステータス欄が画面のように緑色のランプで正常、赤色になると異常です。

 リアルタイムで監視していますので、ファン回転数など常に値は動いています。

 温度については、Celsius(せっし:普通日本で使われている温度単位)で表示させています。

下の左側の画面がHardware Monitorのprocessor(CPU)の画面で、下の右側の画面は、Board(マザーボード)の画面で、それぞれ温度とファン回転数がメーターの絵が加わって見やすくなっています。

 マザーボードの温度については、測定点によって34℃〜47℃、ICHが最も熱く64℃ですが、これも正常です。

 しかしCPUの温度は、-33℃と表示されており、?と思うところですが、CPUファンの回転数は1210〜1220回転程度と抑えられており、おそらくアプリケーションの表示バグで、異常ではないでしょう。

なおマザーボードのBIOSのバージョンが7月16日付け「MQ96510J.86A.0816.2006.0716.2308」であり、すでに9月6日付けの新バージョン「MQ96510J.86A.1176」が提供されています。

 しかしBIOSのアップデートは、現在特に問題がないのに慌ててすることではなく、新しいチップセットを使用したマザーボードなので、またバージョンアップされる可能性もあり、しばらくは様子見が正解でしょう。

 気になっていたDDR2-800メモリーは、BIOSでは、AdvancedメニューのChipset ConfigurationのMemory Configurationで詳細情報が確認できます。

 U-MAX DDR2-800メモリーのレイテンシ(tCL−tRCD−tRP−tRASmin)は、5-5-5-15と認識し、設定はMemory ControlがAutoになっていて、自動で5-5-5-16となっており、DDR2-800のレイテンシとしては普通であり変更する必要はないでしょう。

 「Intel Desktop Utility」のIntel Stress Testでは、CPU、MMX、RAM、Video Memory、Disk、Netowork、Soundがすべて「No erros」、「Test Run Compiete All test passed」すべて異常なし、メモリーも含めて安心できる結果です。

3-1 HDBENCH・ Superπ

  HDBENCH V330 Superπ
  ALL Integer Float Memory
RW
HDD Read HDD Write 104万桁 209万桁
Core2 Duo
E6600
DG965SSCK
RADEON1600XT
PC6400 512MBX2
86,130 341,420 225,368 267,058 66,796 59,568 22秒 53秒
Core2 Duo
E6600
DG965SSCK
GeForce6600
PC6400 512MBX2
85,264 340,366 225,368 264,293 62,362 56,982 22秒 53秒
Athlon64 3500+
ASUS
A8N-SLI Dx

GeForce6600
PC3200 512MBX2
60,788 102,442 120,286 149,561 55,500 50,767 41秒 1分
35秒
Athlon64 3500+
10% Overclock
64,019 112,151 131,359 163,790 55,053 52,837 37秒 1分
26秒
Pen4-540
D915GAGL
GeForce6600
PC3200 512MBX2
67,120 161,008 184,349 207,461 60,093 53,250 42秒 1分
42秒
Pen4-2.8C
ASUS P4P800
RADEON9600
PC3200 512MBX2
62,025 86,681 107,354 185,372 53,667 55,053 50秒 1分
56秒


 Core2 Duo E6600は、やはり優秀な成績です。
 HDBENCHは、旧世代のCPUでベンチマークを取っており、新旧比べる物差しもないので使い続けていますが、最近のパソコンでは性能差をシビアに比べにくくなってきています。

 しかし、このHDBENCHでもCore2 Duoのスコアは、CPUの整数演算、浮動小数点演算能力やメモリーアクセスは別次元のスコアで圧倒的に優秀です。

 Superπは、AMDが対抗キャンペーンで、「円周率の計算をしたい人ならCore 2 Duoを」と皮肉ったように、Core2 Duo E6600の104万桁22秒のスコアは、既存のハイエンドプロセッサでも30秒をきれるかどうかですから驚異的な値です。

 つい最近までメインパソコンで使ってきたAthlon64 3500+は、実力があってもHDBENCHでは表れないという面がありましたが、このCore2 Duoのスコアを見ると、Pentium4 2.8C〜Athlon64 3500+までのスコアはどんぐりの背比べであったかのように思えてしまいます。


3-2 グラッフィック性能ベンチマーク


  3DMARK03 3DMARK05 FFXI Bench1 FFXI Bench3
High
FFXI Bench3
Low
Pen4-2.8C
8TRS350MT
9100PRO IGP
622 - 2,505 1,552 2,497
Pen4-540
D915GAGL
GMA 900
932 - - 2,497 2,809
Core2 Duo
E6600
DG965SSCK
GMA 3000
1,068 553 - 1,257 1,564
Pen4-2.8C
ASUS P4P800
RADEON9600
1,879 355 4,981 2,007 3,096
Pen4-540
D915GAGL
GeForce6600
4,978 1,900 6,218 3,867 5,864
Athlon64 3500+
ASUS A8N-SLI Dx
GeForce6600
5,124 1,976 6,347 4,012 6,052
Athlon64 3500+
オーバークロック10%
ASUS A8N-SLI Dx
GeForce6600
5,433 2,085 6,614 4,256 6,448
Core2 Duo
E6600
DG965SSCK
GeForce6600
5,166 1,922 7,564 4,748 7,406
Pen4-540
D915GAGL
RADEON1600XT
9,388 5,119 - 4,939 6,869
Core2 Duo
E6600
DG965SSCK
RADEON1600XT
10,110 5,820 7,708 6,858 9,528


 「DG965SSCK」の内臓グラフィックGMA3000が、どの程度進化したか楽しみにしていました。
 しかし結果は、バラツキのあるもので、Final Fantasy XI のOfficial Benchmarkのスコアが既存のGMA900や9100PRO IGPより意外にも低く、3DMark03では上回っています。

 しかし3DMark05が走り、またそのスコアがRADEON9600を上回っていることから、新しいソフトには強く、素質は既存の内臓グラフィックよりはるかに上のレベルでしょう。G965チップセット搭載マザーボードの発売が遅れた理由は解りませんが、チップセットそのものの開発が遅れたとすると、いろいろスケジュール的に無理がでて、まだドライバあたりが安定していないのかもしれません。

 既存のNVIDIAのGeForce6600搭載ビデオカードとATIのRADEON 1600XT搭載ビデオカードを使ってベンチマークを取ってみました。

 GeForce6600では、Final Fantasy XIは、Bench1、Bench3ともにCore2 Duo E6600にして明らかにスコアが伸びており、比較的CPUに負荷のかかるゲームベンチですから順当なところでしょう。
 3DMark03と3DMark05は、ややAthlon643500+が優勢ということで相性が良いのかという感じもしますが、CPUを換えても大きな差はないベンチマークソフトです。

 RADEON 1600XTでは、いずれのベンチマークソフトもCore2 Duo E6600のスコアが明らかに上回っています。Final Fantasy XIも、3DMark03と3DMark05も、CPUがPentium4 540とCore2 Duo E6600とではスコアがこんなに違うとは思ってなかったことです。

 IntelのCPUはRADEONと相性が良いとすると、ATIはAMDに買収されたため複雑な関係でしょうが、Core2 Duo E6600とRADEON 1600XTを組み合わせたスコアは満足できる結果です。


 このメインパソコンは、2007年中に、フロントパネルのブラックフェースに合うようDVDドライブのPioneer「DVR-A12J-BK」、FDD兼カードリーダーのOwltech「FA404MX」に交換し、ビデオカードはGeForce 8600GTS搭載のLeadtek製「WinFast PX 8600GTS」に換装しています。

 また、その後2008年5月の連休中に、インテルのクアッドコアプロセッサCore2 Quad Q9450を使い組み直しており、その組立ての説明は「Core2 Quad PC自作」を参照してください。



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(2006年10月8日 当初執筆)

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